業務内容
1.主な事業内容
- 京葉シーバース等に離着桟する油槽船の警備、救難、消火及び曳船作業
- 製油所、係船場及びその他の地区に係留、停泊又は航行している船舶の警備、防災事業並びに流出油等の処理事業
- 巨大船の警戒事業
- 前各号に付帯又は関連する一切の事業
2.当社事業の特色
- 当社は、京葉シーバースにおける海上防災業務等を行うために創設された会社であり、安全、防災等に関する業務を主体として発展しており、その業務内容において極めて公益性の強い会社といえます。
- 各船(5隻)の乗組員は、その業務の性格上、全員船内居住とし、常に可動状態にするため定められた勤務表により常時在船しています。
- 各船(5隻)の乗組員は、法定職員以外も原則として海技免状の受有者であり、全員自社船員であるため、教育、訓練が徹底し、責任ある体制をとっています。
- 海上災害防止センターの訓練所において、消防、オイルフェンスの展張、流出油の処理等に関する研修、訓練を受けて、日頃から大型タンカー等の警戒業務に従事しているため、安全、防災に関する知識、経験が豊富です。
- 安全、防災に関する業務等、年間契約の業務がかなりの比重を占めており、年間の収支が予測できるため、経営が比較的安定的内容となっています。
3.防災曳船業務
現在、当社の社船は、防災船兼曳船「千葉丸」「成田丸」「みつば」の3隻です。これらの船舶を使用して、千葉港における安全、防災に関する業務及び離着桟船舶の曳船業務等を行っており、曳船毎に主として従事する業務を定めています。
「千葉丸」及び「成田丸」については、京葉シーバース株式会社及びENEOS株式会社との年間契約により、原則として、「千葉丸」は京葉シーバース付近海域に、「成田丸」はOIREC千葉製油所付近海域に、それぞれ常駐させ、監視、警戒、事故発生時の人命救助、消火、流出油防除処理等の安全、防災に関する業務及び離着桟船舶の曳船業務等に従事しています。
「みつば」は、千葉港において、航行安全のための警戒、流出油防除の処理等安全、防災に関する業務及び離着桟船舶の曳船業務等に従事しております。
4.消防船業務
一般財団法人海上災害防止センターとの契約により、同センター所有の消防船「おおたき」及び「きよたき」の2隻について、保守管理及び乗組員の配乗等の業務を行っています。
これらの消防船は、同センターの直接指揮のもとに、2隻のうち1隻は常時、浦賀水道において海上交通安全法による待機配置船として東京湾に出入する大型タンカー等の安全、防災のための警戒業務に従事し、他の1隻は、荷役中のLNG船等危険物船の警戒及び火災船の消火その他東京湾における安全、防災に関する業務に従事しています。
5.その他
また、当社は、次の団体の事務局を担当しています。
- 千葉曳船協会
- (社)東京湾海難防止協会千葉支部